2012年6月19日火曜日

ちょっとスゴい物件に引っ越すよ!

8月に引っ越します。この3ヶ月は妻の実家でゆかいな両親とパグ一匹に囲まれて居心地が良すぎた。このままでもいいんだけどな〜なんて思ってたけど引っ越す事になりました。なぜなら・・・すごい物件を見つけてしまったから!!

大阪府内のとある場所、明らかに周囲とは異質な雰囲気を醸す森のような一角にその物件は存在する。3フロアで1世帯の長屋住宅。なんでこんな場所にこんな建築物が・・・と思ったら実は今は亡き高名な建築家の作品らしい。何でも緑に埋もれる建築をテーマにしていたのだとか。

中に入ると、素材や細部の形状にもかなりのこだわりを感じる。アーチ上の天井にレンガ、ガラスを通した通光・・・、これがトイレです。そして部屋の中央、なんと中庭があります。そこには一本の木が堂々と立ち、天井の上で大きく枝を広げている。これはもうラピュタです。バルスって言ったら飛んでいきそうです。

それにしてもこれほどの建築物がイマイチな扱われ方で、ほったらかしになってるのがちょっと寂しい。まあ、そのおかげでこんな安価で住めるんだけどねー。せめて自分が住んでる間はできる限りキレイにリフォームして次の住人に引き渡せたらと思う。じゃなきゃホントもったいない。これから春には桜、初夏には新緑、秋は紅葉を楽しみながら自然と一体化していこう。虫がこわいけど。    

2012年6月6日水曜日

通勤路うだうだ

会社の町家に至るまでの通勤路が気持ちいいのでうだうだ書いてみた。出町柳から堀川中立売までの約2km。駅を出てから鴨川を渡り、西に進むと御所がある。この御所の中を通るのが最近は超クール!めちゃくちゃ広い敷地内を新緑に囲まれて爽やかに歩く。人は全然いない。(なので夜に通るとけっこう恐ろしい)

で、御所を西側に抜けたところにあるのが蛤御門(はまぐりごもん)!!ここは幕末好きにはたまらない場所。池田屋事件をきっかけに激怒した長州勢が上洛し、天皇を奪うために戦争を始めたのがこの場所!!蛤御門の変。こんな身近にあるとは知らなかった・・・
よく見ると門には無数の穴が。これ、実は当時の銃痕らしい。普通に残っててびっくり。なんかこの周辺は、自分が壮大な物語に囲まれて暮らしているのをひしひしと感じる。



2012年5月21日月曜日

ペパボに入社して一週目

先週火曜日からpaperboy&co.という会社でソフトウェアエンジニアとして働くことになりました。(ようやく職なしのマスオさんというポジションから脱出して、普通のマスオさんになれた)この会社、本社は東京ですが去年から京都に新しくオフィスを構えています。このオフィスというのがちょっと変わっていて、町家に入っているのです。京都リーサーチパークというインキュベーション施設(起業支援用の安価なオフィス)の一部に属しています。
元々日本企業の代名詞のようなな古い電機メーカーで働いていた自分にとってこの環境で働くのはかなり新鮮です。仕事中にも他の会社のイベントやドラマの撮影なんかが行われていて毎日刺激チック。http://www.krp-machiya.co.jp/


エンジニアやデザイナーの集まりも多いみたいで、この週末にも町家BARと銘打った勉強会(?)が開かれました。僕も自己紹介がてら簡単なプレゼンをさせてもらえました。意見交換も活発で、これもまた刺激的な場です。学生のプレゼンもハイレベルでびっくり。いや、皆さんすごい!

正直、デザイナーからエンジニアに転身することにかなり不安と焦りはあるし、経験のない職場環境や仕事の進め方にもとまどう。けれどそれ以上に、面白い未来が見える世界なので期待の方が大きい。会社の雰囲気もすごく良さそうだしね。
一度に全部こなすのは無理なので、ちょっとづつ着実に前進していこうと決意。

2012年5月11日金曜日

STARTUP WEEKEND に参加してみる



最近「STARTUP WEEKEND」なるイベントがある事を知った。面白そうなので、ミーハーな自分は本日5/11からの東京でのイベントに参加してみる事にしました!

STARTUP WEEKENDとは:
エンジニアやデザイナ、アイデアマンなどが集り、週末だけでWebサービスやアプリのプロトタイプを作ってビジネスにしてしまおうというイベントらしい。使える時間は54時間。この中でチームを作り、アイデアを練って最終日のプレゼンに向けてプロトタイプを制作する。元になるアイデアは事前に参加者が準備してきて、初日に人気投票で10案に絞る。そこにみんなが集まっていくわけです。アメリカの西海岸からはじまってここ数年で世界中に広がってるみたい。http://tokyo.startupweekend.org/

こんなとこが面白そう:
①なんだか色んな人がくるらしい
プログラムできるけどアイデアはない人、デザインはできるけど技術は分からない、アイデアはあるけど作れない、起業家や会社員など色んな人が集まるらしい。あと、かなり国際色豊かな雰囲気みたいね。

②モノ作りのプロセスが濃密に凝縮されているっぽい
アプリの開発のみに主眼をおいたイベント、ハッカソン(ハッカー+マラソンで「ハッカソン」と呼ぶらしい!)なんかと違うのは、ビジネスとして成立する事が前提であるという点。なので、アイデア出しからマーケティング、コーディング、デザイン、プレゼンなどモノ作りのプロセスがぎゅっと詰まってそう。この中で特技を活かしてどう動くかによって、自分の立ち位置を再確認できるかも。

③その後うまくいってるサービスもけっこうあるみたい
イベント終了後も継続して開発したり、実際に立ち上がったアイデアもけっこうあるらしい。

別に何かが突出して得意なわけではないけども、参加した人のブログを見ていると中々アツい内容なのでとりあえず飛び込んでみる事にした。散々な結果で終わるかもしれないけど、まあそれも勉強ってことで。



2012年5月8日火曜日

大阪の図書館


最近よく使う図書館の紹介。大阪府立中之島図書館は明治37年に建てられた重要文化財。今は使われていないメインの扉や中のドームの迫力がお気に入り。中之島にあるため周囲は川に囲まれており、ゆったりとしたロケーションもかなりいい。でも、内部の閲覧室や自習室は何とも事務臭いダサい内装なのでガッカリ!もったいない!ヨーロッパでは古い建物のとモダンな内装が絶妙にマッチしてるような光景をよく目にするけど、何が違うのかな・・・。


2012年4月27日金曜日

クラウドフォントサービスを無料で試す

Webデザインではどうやら最近webフォントサービスなるものが話題らしい。その中でもモリサワのクラウドフォントサービス(名前がかっこええ)「Type Square」がなんと今年いっぱい無料らしいので試してみた!



そもそもwebフォントとは:
もともとwebサイトで使えるフォントは、閲覧者それぞれのPCに入っているフォントに限られていた。ところが最近使われているスタイルシート、CSS3ではフォントデータをサーバに一緒にUPしてしまえばどのPCからでも閲覧できるようになった。この手法がwebフォント。たぶん。


webフォントサービスとは:
フォントデータではなく、web制作用にフォントのパスを提供してくれるサービス。 実際にフォントデータを購入するのではなく、契約したフォントをオンラインでインポートすることで使っちゃうらしい。具体的にはヘッダ部分にメーカーから知らされたパスを挿入し、スタイルで使いたいフォントを指定。価格はモリサワの場合、年単位での定額で上限のPVが決まっている。一番安いSプランでは1年の上限PVが120万で¥16,800。フォントはサービス内のものならどれでも使える。


実際に使用してみたら・・・:
まずはモリサワのアカウントを作ってログイン。無料パックをすると、すぐにヘッダ挿入用のパスが含まれたタグが表示される。タグを挿入したらCSSで使いたいフォントを指定するだけ。簡単だった。Type Squareのサイトには「クラウドフォントシミュレータ」なるものも用意されていて、ブログやニュース等のひな形を元に各フォントの使用イメージを確認できる。さらにType Squareのマイページでは各サイトのPV状況がグラフで逐一確認できるようになっている。はあ〜、なるほど・・・。


<新ゴ EL>
私の名前は吉原建です。TAKERU YOSHIHARA
0123456789

<新ゴ R>
私の名前は吉原建です。TAKERU YOSHIHARA
0123456789

<リュウミン R-KL>
私の名前は吉原建です。TAKERU YOSHIHARA
0123456789

<竹 L>
私の名前は吉原建です。TAKERU YOSHIHARA
0123456789



感想:
これまでのWeb業界についてはあまり詳しくないけど、見た目に関しては結構なインパクトになりそう。個人制作のフォントを扱うサービスなんかも増えてきそうですね。モリサワ以外の国内webフォントサービスは以下ににきれいにまとめられていた!

国内webフォントサービスのまとめ:
http://blog.petitboys.com/archives/webfont-services-japan.html

Type Square:

2012年4月19日木曜日

Livehood - foursquareで都市を再定義 -

英語の勉強も含めて海外のwebから面白そうな最新の情報を拾って翻訳することにした。
今回の記事はThe Atlantic CITIESというサイトに載ってたマップ系サービスの紹介。The Atlantic CITIESは都市や場所に関する色んなアイデアやデザイン、テクノロジーについて紹介しているサイト。以下、記事より翻訳。

The map of Today : デジタルご近所
The Atlantic CITIES :http://p.tl/ovbJ




Foursquareは現代の「周辺地域」について何を教えてくれるのか? これが今回紹介するカーネギーメロン大学での新しいプロジェクト、「Livehoods」がスタートしたきっかけとなる疑問である。プロジェクトで作成されたマップでは1800万人のfoursquareチェックインから「同じ人が繰り返し訪れた場所」を測定している。製作者が言うには「もし同じ人が一定の距離内にある2ヶ所に何度もチェックインすれば、その2ヶ所は同じ『生活ご近所(LiveHood)』となる。以下は実際のサービス設立者による説明。

「いわゆるご近所と同じように、『生活ご近所(Livehood)』は都市の構造を表現している。しかし、Livehoodはこれまでのご近所とは明らかに異なる。Livehoodでは人々の実際の活動内容をもとに都市を動的に概念づけることができる。
Livehoodsでは自治体の境界、年齢や職業などの属性、経済成長、資源、地理的要因、建築など、都市を構成するあらゆる要素からの分析や閲覧が可能となる。Livehoodsは行政組織や地方自治体、ビジネスパーソン、また都市についてより深く知りたい人たちに適したサービスだと考えている。

今のところLivehoodによるマップはピッツバーグ、ニューヨーク、サンフランシスコのベイエリアの3箇所に限られている。
Livehood : http://www.livehoods.org/

2012年4月18日水曜日

ウミガメの講演会がアツかった


「加藤順彦・湯川鶴章講演会」に参加してみた。
加藤順彦さんはGMO NIKKOを立ち上げた人で現在はシンガポールで起業家の支援を行なっているらしい。湯川鶴章さんは関西発のテクノロジー系サイトTechWaveの運営者。

正直ふたりとも全く知らない人。下の副題が面白そうだったのなんとなく参加。


『中国語で、海外に出て成功し中国に貢献する人のことを「ウミガメ」と呼んでいます。ウミガメのように大きく成長して、故郷に卵を産みに帰ってくる…という意味です。今回「大阪からウミガメが生まれ、故郷に貢献していく流れを作りたい」という思いから、まずはウミガメ1号&2号と自負する二人によるW講演が実現しました』




で、内容はかなり面白かった。会場も超満員でびっくり。以下気になった点まとめ。


・今後イノベーションは先進国からは生まれない。
巨大な人口を有するインド。ここにはハイテクと貧困の二面があり、彼らはITを通じて社会問題を解決することに熱中している。(ハイテクは米国からのアウトソーシングによる成長)このような社会イノベーション中心のIT産業発展は先進国の進み方と明らかに異なる。インドでのモデルは周辺国とアフリカでもそのまま使えるため莫大な市場が開けている。


・シリコンバレー→イスラエル→インド
起業のエコシステムのピラミッドの順位はすでにここまで来ている。ITの場合は周辺インフラが必要ない。アジアの見た目の現状に惑わされてはダメ。新しくパソコン始めた技術オンチの人が新しいマシンでハイスペックを誇っているのと同じ。道路や電気などのハードインフラはすっ飛ばしてITのみは一般化している。


・大企業は訳の分からないモノには手を出さない。
一方日本の話。大企業は、新しく自分たちの理解できないモノには手を出さない。レピュテーションリスク(評判リスク)を恐れる。このグレーゾーンがベンチャーの狙いどころ。


・新しい勢力が潰される日本の悪しき習慣
日本では新興勢力がたまたま法律改正によって潰れることがよく起こる。
ベンチャーが大いに成長していた2000年代前半、ホリエモン逮捕で信用を失った多数の若いベンチャーが死亡。人材派遣産業も法律改正により新勢力がバタバタ潰れた。これらはみな同じ現象で、若い目は社会悪のレッテルを貼られて死んでしまうシナリオを常に誰かが描いている。一番得するのは市場を席巻している現勢力。一方アメリカではフォーチュン500の会社の内容は常に変化する。新勢力がヒーローとして扱われる。アジアの他の地域でも同じ。このままでは日本は古い会社ばかりになってしまう。


・どれだけ頑張っても日本は弱くなる
この先、日本は間違えなく衰える。人口は減るし、高齢化は進む。どれだけ頑張っても避けられない事実。今まで食えた会社が食えなくなる。市場を求めてアジア進出を余儀なくされるのは必然。


・アジアの中心はシンガポール
欧米による占領を経験したアジアでは外資の進入にとても厳しい。一気に門戸を開くと乗っ取られるので入り口をとても狭くしている。その門がシンガポール。しかも税金安い、多民族国家、英語使用などグローバルビジネスの素養が全て揃っている。


・どのタイミングでバットを振るかは自分次第
アジアはまだ価値あるグレーゾーン。ただし、いつ自分のバットを振るかはあなた次第。無責任に煽るようなことはできない。


・求めているのは一人のローモデル
海外で起業して成功した誰か日本人知ってますか?日本は完全に出遅れている。今必要なのはたった1人のローモデル。「あの人のようになりたくて世界に飛び出しました」と言われるような。例えるならイチローや中田。


・「これからどんな視点を持てば良いのでしょうか?」大学生
自分を日本人でなくアジア人として認識すべき。アジアを鳥瞰する視座を持てば市場は繋がって見えるはず。

2012年4月17日火曜日

iftttを試してみた

こんな便利なサービスあったのですね。

iftttは各webサービスを連結させるためのwebサービス。http://ifttt.com/
facebokやtwitter、evernoteなど各サービスの連携をiftttで全て管理可能。驚いたのはUIで、メタファーとデザインが絶妙にシンプルで分かりやすく、初めて見る人でも簡単に使えてしまう。サービス①の「トリガー」とサービス②の「アクション」を設定することで自分の求める「タスク」が完成します。タスクは他の人が作成したものが沢山の「レシピ」として用意してあり、そこから使うこともできます。





ぼくの場合は「明日の天気が雨」のトリガー +「メールを送信」アクションのレシピや、「twitterでfav」トリガー+「evernoteに記録」アクションのレシピを試しています。それぞれのサービスの色んな可能性を感じさせてくれます。それにしても、いつでも自分の前に転がっているはずの材料を使ってこんなに美味しいものを作られてしまう事にモヤモヤと複雑な心境。




2012年3月10日土曜日

ジョブハントのカルチャーショック

今所属している研究室にはカナダからの留学生(ポスドク)、ベルティナがいます。最近互いに次の仕事を探していることもあり、職場環境や職探しの状況についてよく話します。ここではいつもカルチャーショック。




履歴書の内容
履歴書を見せると、まず写真が載ってることに大爆笑。その他年齢や性別、健康状態、配偶者のアリナシなどの項目は驚きモノらしい。どうやら欧米では能力以外の要素を理由にした採否の決定は良識として認められていないようです。なので応募要項にも「〜歳まで」なんてのはナシ。写真などもってのほか。自分の属性を全く気にせずに能力だけをアピールできる点はまさに多民族国家。

勤務年数の長さ
日本では大きめの会社だと5年10年務める人もたくさんいる、というような話でやっぱり驚く。彼女の周囲では平均2〜3年、長くても5年で次のポジションを求めて移動を繰り返すスタイルが一般的とのこと。みんな2〜3年で辞めてしまうなら若手に仕事を教える人間や熟達したベテランが存在しないんじゃ?と思いきや基本同じ業種、職種での移動であるため影響はナシだと。(ホントかな?) なので熟練のマネージャー職が50代で会社を変わるのだって全くノーマルだそうです。ただし職種や業種を変えるキャリアチェンジになるとハードルはかなり上がるとか。

学生の就職活動
新卒一斉採用の問題がよく取り上げられる日本に対して一斉採用のない北米、よく聞くように多くの学生がインターンのプログラムを利用して仕事を探しているらしいです。短期間に複数の職能をチェックできる点でお互いにとってとてもメリットのあるシステム。ただし、インターンから漏れてしまう学生は一切の経験なしに他の多くの候補者たち戦わなければならないため、その後の活動が非常に困難になるということ。(「22歳なんたら問題」みたいな名前がついていた)これに比べると日本の一斉採用ってのは学生にとっては特別に与えられたアドバンテージなわけですが、ここが全てだと思われてる点に大きな問題がある気がします。

休暇の消化について
日本であれば、ある人が休暇をとると仕事が回らなくなるため制度が機能しないような話もよく聞きますが、彼女の経験ではこれもありえないと。理由は2つ。ひとつは、休暇は、その人がいなくても会社は回るという事をテストする貴重な機会であるということ。もうひとつは休暇によってモチベーションを保たなければその人材は流出するから。どちらも会社間の人材移動が激しい欧米ならではです。


LinkedInや企業のレビューサイトの成長を見てると、今後日本でも会社間の壁がなくなり、人材同士の繋がりや移動の方が活発になる気がしてきます。家族的な組織形態を重視する日本でLinkedInは受け入れられないんじゃない?みたいな話もあるけど、これは関係ないと思う。ソーシャルに集まる情報は個人の集まりであって、経営者は立ち入れない領域だから。

LinkedIn http://www.linkedin.com/home
Vorkers(企業のレビューサイト) http://www.vorkers.com/
転職会議(企業のレビューサイト) http://jobtalk.jp/

2012年3月1日木曜日

落書き萌え

この一週間イタリアに学会発表に行き、ついでにキッチリ観光もしてきました。そこで興味を引かれたのが落書き。

イタリアでは歴史的な建築物に対してもたくさん落書きがあります。今回行ったフィレンツェのドゥオモにも落書きがたくさん。確かに問題のひとつではあるのだろうけど、個人的にはこういう落書きは大好きです。アルファベットやサンスクリット、日本語やハングルが入り交じって色んな想いのカオス!しかもキッチリ記入日も記されているのでドゥオモ本体を見ているよりも歴史を感じます。なんと1900年代初めの頃のものもあってドキドキする。


古いものを探してやろうと周囲を見渡すと1820年代のモノを発見。直接彫ってるから消えずにキレイに残ってる。その下には8年後に書かれたものがあります。seneoebboさんが書いたんでしょうか。内容が理解できるともっと面白いのに!



更に入り口付近には1749年のものを発見。この日の最古ものです。DOARIGOの文字はググっても意味が分かりません。やっぱり名前かな?



歴史的な建築物は通常大切に扱われて僕らは修復されたものやキレイに展示されたものを見るわけですが、個人的にはそういうものにあまり魅力を感じません。完全に放ったらかしにされている遺産は今の生活の一部となっており、かえって歴史を身近に感じます。建設当初の使用目的が活きているならキレイなままだろうし、逆に廃れるということはその世の中の流れを如実に表しているということだと思います。汚いものだって歴史の一部だし。


下の写真は帰りの空港で。どのフロアに何があるのか分かりにくいエレベーターでしたが、ボタンをよく見ると落書き(?)が。TRAINと直接マジックで書かれたものや、バーコードのシール(荷物から剥がしたもの?)にDEPARTUREと書かれたものがあります。落書きだけど、なんか微笑ましいです。


2012年2月19日日曜日

下北沢のコワーキングスペース

都内に出る用事があったので、同じ研究室の上野さんと一緒に下北沢のオープンソースカフェに行って来ました。こちらも去年9月におオープンしたばかりのコワーキングスペースです。場所は下北沢駅から徒歩10分くらい。ガレージを改造したようなかんじで2スペースに分かれており、それぞれで最大10人位作業できそう。各席で電源とWifiが使用可能。1日1000円1ドリンク付き。(http://www.osscafe.net/)




中に入るとみんな黙々と作業中、みんな真剣な表情。毎週土曜日は「JUst Do(土) It」と銘打ったイベントをやっており、皆で黙々作ったものを18:30から発表するとのこと。一日店長の藤野さんが誘ってくれたので参加させてもらいました。18:30まではしばらく時間があったのでカウンターのないもう一つのスペースの方で作業。こちらには大量の技術書籍が置いてあり、ちゃんとカテゴリ分けもしてあってキレイです。背表紙には「寄贈」のマークが貼ってありました。誰かがくれたんかな? 電源タップや照明なんかの小物がシャレてます。



18:30になるとみんなメインスペースの方に集まって一日の成果発表。内容は自分の作ったWebサービスや以前に参加したイベントの報告、劇的に広まりつつあるLinkedinの話しなど色々でした。個人的にはLinkedinのAPIを使ったサービスの話が面白くてかなり興味を惹かれました。ものすごいプロフィール情報量の割にはタダだし。


感想
コンパクトなスペースで皆で肩寄せ合って語り合う温かい勉強会のような雰囲気でした。もっとギーク臭溢れるセカセカしたイメージを想像していましたが、カフェも兼ねているのでゆったりと落ち着いたスペースです。自宅の近くにあればホントにありがたい。あと、今回はみな黙々作業していたので静かでしたが、いつもはどうなのだろう?もっと賑やかな時にも行ってみたいです。

2012年2月12日日曜日

横浜のコワーキングスペース



最近気になっていたコワーキングスペース(co-working space)なるものを利用してみました。

そもそもコワーキングスペースとは
・10年くらい前からUSA西海岸を中心に広まっているワーキングシェアスペース。
・レンタルオフィスやインキュベーション施設と違って仕切りのないオープンな空間。
・月単位の契約的なものもあれば、時間単位の簡易使用もアリ。
・コミュニケーションが大きな目的で、情報交換や協業、色んなイベントが発生。
・シリコンバレーではここで毎日のようにイノベーションが発生しているらしい?
http://cahootz.jp/?page_id=4(←ここに詳しく出ている)

横浜のコワーキングスペース
とりあえず横浜で探したところ、2ヶ月前にオープンしたTanemakiというコーワキングスペースを発見、行ってみました。中には自分の他に3人の利用者と運営者の上津原さん。電源、Wifi完備でドリンクフリー、落ち着いて作業できます。利用者はやっぱりweb系の人が多いらしく、デザイナーは大画面を求めるため少ないとのことでした。すでに都内にはかなりの数があるらしく、それぞれが強い特徴を持っているらしいです。例えば下北沢の「オープンソースcafe」なんかはガリガリのエンジニアリングと起業志向。TANEMAKIはだいぶマッタリな路線を進むみたいです。
http://tane-maki.net/

感想
・ただのワークスペースではない。出会いから地域の元気促進までかなりの可能性を感じた。
・一人旅の好きな自分にはワーキングに特化したドミトリーのように感じた。
・何かと仕切りが好まれる日本ではどんな進化を見せるのか楽しみ。
・日本では慣れるまでコミュニケーションを生むためにいろいろ工夫が必要になりそう。
・例えば属性の表示とか会話OKサインみたいな。

というわけで個人面でも世の中的にも色んな可能性を感じたので、他のスペースもぜひ巡ってみたくなりました。近々行ってみよう。

Blog始めました

今更ですが、急遽ブログを書くことに決めました。大学院の卒業を間近にして進路を選択している今、常に自分の情報を発信し続けることの必要性をかなり強く感じたから。テーマは決めてません。感じた内容を綴ればそのうち傾向が出てくるでしょう。ちゃんと続けばね・・・